ダノンプログラマーのWIN5ブログ

WIN5について色々書いていく予定

【WIN5】今日の結果と感想(20190526)

本日のWIN5結果。

レース順 馬番 勝ち馬 騎手 人気 単勝オッズ
京都10R 10 レピアーウィット D.レーン 2 4.2
東京10R 13 ダイシンバルカン 松若風馬 9 28.0
新潟11R 2 フランツ M.デムーロ 1 2.6
京都11R 7 ダイアトニック 北村友一 1 2.5
東京11R 1 ロジャーバローズ 浜中俊 12 93.1

配当:29,189,530円(16票)

 

【総評】

近年には珍しく、ダービーが荒れるという結果でした。

2レース目に9番人気のダイシンバルカンが入ったこともあり

1番人気が2レース、2番人気が1レースありながら

約2900万円の高額配当となりました。

浜中騎手、ダービー初勝利おめでとうございます!

 

【レース回顧】

◆ 東京9R:薫風S[ダート1600m]

スタート後に3番手に着けた⑩レピアーウィット(1人気)が

直線で抜け出しそのまま勝利。

近走は、大勝するか大敗するか という極端な戦績の馬でしたが

レーン騎手が上手く乗ったと思います。

 

◆ 京都9R:御池特別[芝1200m]

先手を取った⑬ダイシンバルカン(9人気)がそのまま逃げ切って勝利。

7歳馬でしばらく1000万クラスで勝ち切れなかった馬柱を見ると

なかなか買いにくい馬だったと思います。

しかし、勝ち切れてはいないものの常に善戦していたので

思い切って逃げの手に出たことで壁を越えたように思います。

京都芝は時計の早い状態が続いているようなので

逃げ~先行馬を複数押さえれば買えたのかもしれません。

 

◆ 東京10R:むらさき賞[芝1800m]

1番人気②フランツが最後方から差し切っての勝利。

直線入り口までインの後方に居たので怪しい感じもしましたが

そこから外に出した後一気に伸びてきました。

タイム的にはハイペースにも見えますが

先行した2頭が2、3着に残っているので馬場が速かったようです。

その状態で後ろから差し切った勝ち馬は思ったより強いのかもしれません。

 

◆ 京都10R:安土城S[芝1400m]

テンのスピードが速い馬が複数居たこともあり、

600m通過が33.9というハイペースの展開に。

最内①トゥザクラウン(2人気)が得意パターンで抜け出すか…?

と思いきや急失速し、中団から勝ち馬⑦ダイアトニック(1人気)が抜けてきました。

もし、クビ差2着の⑥リバティハイツ(6人気)が勝っていれば

配当は1億円を超えたかもしれません。

結果的には上位5頭が差し~追込みの脚質なので、

ハイペースからの差し展開を予想するのが正解だったようです。

 

◆ 東京11R:第86回東京優駿[芝2400m]

今年もやってきた3歳クラシックの頂上決戦。

大方の見立てでは皐月賞の上位3頭の3強ムードが漂う中、

勝ったのは… 12人気①ロジャーバローズ!!

レース前に、ダービーの過去20年の勝ち馬データを書きましたが

12人気の馬が勝つのはかなりのレアケースだと言えます。

一方で、内枠の勝率が高く、1枠①番は過去20年で4勝していたので

こちらのデータ傾向には当てはまったことになります。

人気薄では、エイシンフラッシュが7人気で勝った時も馬番①でした。

結果論ですが、無条件で1枠①番を押さえれば拾えたということですね。

 

レース展開は、スタートから⑮リオンリオンが大逃げを打つ形に。

勝ち馬ロジャーバローズは離れた2番手を追走し、

さらに少し離れて3番手以降の馬たちが追走する形になります。

結果的には、ここで3番手以降の馬と距離を取れたことが

最後のクビ差の勝因になったと思います。

2着に迫った⑦ダノンキングリー(3人気)は5番手追走で、

直線ではスムーズに抜けてきたと思いますが、

あと少し、クビ差を縮めることができませんでした。

1人気に支持された⑥サートゥルナーリアは

スタートで少し立ち上がるような仕草があり11番手追走になりました。

これまでは先団を追走して勝ってきたサートゥルナーリアですが

いつもより2~3頭分後ろからレースをする形になり、

この位置取りの差がそのまま勝ち馬との着差になったように見えます。

 

・・・と、レースの回顧はここまでですが

今回のレースと臨戦過程には、様々なドラマを見ることができます。

 

まずは勝利騎手:浜中俊

かつて2012年にはリーディングジョッキー(131勝)となり、

武豊の後継者になるか?とも言われ、

ダービーを勝つのも時間の問題と思われていましたが

ここ2年は不調で、重賞でもほとんど勝てていませんでした。

今回3着のヴェロックス(2人気)も、デビュー戦で乗っていたのは浜中ですが

その後、ルメール川田将雅へと乗り替わっています。

また、勝ち馬ロジャーバローズには、戸崎圭太川田将雅も乗りましたが

両名ともダービーは別の馬を選びました。

その流れで巡ってきた馬で、両者を2着、3着に退けて勝てたということに

感慨深いものがあります。

 

今回、圧倒的1人気だったサートゥルナーリア。

元々はM.デムーロで3連勝した馬ですが、皐月賞からはルメールへ謎の乗り替わり。

しかし、そのルメールが2度の斜行で騎乗停止となり

ダービーは、急きょ、テン乗りのD.レーン騎手で出走することになります。

ダービーのジンクスの1つに「テン乗りの騎手では勝てない」

というものがありますが、そのジンクス通り、4着に敗れました。

これは仮定の話になりますが、もし、この馬をよく知る騎手が乗っていれば

スタート前に馬を落ち着かせ、出遅れずに出ることができたのではないか?

もし、乗り替わりが無く、M.デムーロが乗っていたらどうなったか?

答えは誰にも分かりませんが、実際に起きたことはスタートの出遅れであり

浜中騎手の勝利をアシストしたようにも思えます。

 

2着馬ダノンキングリーの戸崎圭太

数年前のインタビューでは「ダービーを勝つことには特にこだわっていない」

旨の発言をしていましたが、昨年2着になった際に

(勝った福永騎手と大歓声を見て)見える景色が変わり、勝ちたくなったと

今年のインタビューで述べています。

その昨年は、エポカドーロで逃げ、最後は惜しくも差されてしまいました。

そして今年、今度は逆の立場で、ゴール前で先頭に居る馬を差しに行ったとき

どのような気持ちだったでしょうか?

前に居たロジャーバローズは、過去に戸崎自身が乗っていた馬でもあり

その選択がダービージョッキーの明暗を分けたとも言えます。

 

3着馬ヴェロックスの川田将雅

ルメール騎手の騎乗停止につながる2回の斜行で

2回とも被害を受けているので、しっかり運命の歯車に絡んでいます

勝ち馬ロジャーバローズにも過去に騎乗しているので

選ぶチャンスはあったと思いますが

こちらも馬の選択が明暗を分けたとも言えます。

 

今回大逃げを打ったリオンリオン。

当初は横山典弘騎手の予定でしたが、こちらも珍しく騎乗停止で

息子の横山武史騎手に乗り替わりました。

父:横山ノリと言えば逃げの名人でもあり、

2年前のダービーでも、逃げたマイスタイル(14人気)を4着に残しています。

そのマイスタイルと父親を思い出すような、横山武史の逃げ。

間違いなく、今回のレース展開を左右した大逃げでしたが、

もし、予定通り横山典弘が乗っていたらどうなっていたか?

結果は誰にも分かりませんが、もしかするとペースは違っていたかもしれず

1着2着のクビ差は逆転したかもしれません。

 

そして、このような様々な状況が入り乱れる中、

ダービーで最も有利な1枠①番を引く運命力!

全てが上手く噛み合い、浜中騎手のダービ初勝利に繋がったと思います。

これは私の想像ですが、もしこれが1枠②番だったとしたら・・・?

ほんの少しですが、スタートから内ラチに付けるまでの距離が延びるので

その場合、1着2着のクビ差は逆転していたかもしれません。

ダービーは、「最も運のいい馬が勝つ」とも言われますが、

今回はまさにそのドラマを見ることができたと感じます。